出会い系サイトと孤独感

2011-06-12

予想以上に固そうな話になってしまっている。
でも、「ちょっと真面目に」ということを掲げているので、この調子で書き続けていこうと思う。
徐々にくだけていくかもしれないけれど。

さて、今回は少し古いけれど、web上で見つけた「出会い系サイト」の研究論文について少しみてみようかと思う(また固い話…)。2005年発表となっている。
この論文の目的は「出会い系サイトの利用目的を分類する」となっており、そのタイトルは『出会い系サイトの利用と孤独感-誰かと出会いたい人と誰かと話したい人-』となっている。

結論から言えば、出会い系サイトの利用目的は「関係形成」「会話」の2つに分類されている。
詳細な方法は論文を参考にしてもらいたいが、出会い系サイトの利用者に「孤独感」に関するアンケートを行う。
そして「孤独感」が高い人と低い人とではその利用目的がどう違ってくるのか?ということを述べている。

論文では先ず、出会い系サイトの利用者が行っているコミュニケーションが「コンピュータ媒介型コミュニケーション(Computer-Mdiated Communication;CMC)」であると定義する。
なんか難しそうな単語だけれど、要はインターネットでメールを媒体として、他人と関係を作ってるということ。
そんで、このCMCは主に

1.攻撃的なメッセージの応酬が起こりやすい

2.対面・電話などの社会的コミュニケーションを縮小させる

というネガティヴな面と、

1.「真実の自己」が表現されやすい

2.親密な友情関係や恋愛関係を築ける

というポジティヴな面の研究があると紹介されている。
出会い系サイトはそういった形式のコミュニケーションですね、というお話。

そして、肝心の結論はというと、孤独感の高い人は低い人よりも『関係形成』を目的としていて、孤独感の高低で利用目的は違うという感じ。
…うむ。そりゃそうだね
と、読んでて正直思ってしまった。
ま、でも、真剣に出会いを求めてる人もいれば、興味本位でやってみた人もいるわけで、利用者の「自分と相手との目的が必ずしも一致しているとは限らない」という「認識の欠如」の指摘もあり、なかなか面白かったとも思う。

今読んだら「当たり前じゃねーか」と思うようなことかもしれないけれど、それを確認することもたまには必要なのかな。
とか、それらしいこと言ってまとめて今回は終わり。