「出会い系サイト」〜2000年以降の展開

2011-06-04

前回の更新では、「出会い系サイト」の土壌として、その成り立ちを少々大雑把に見た。今回はその後、2000年以降の「出会い系サイト」の推移について書いていこうと思う。

2000年代になると、携帯電話を一人一台持つのが当たり前になり、さらにPCでのインターネット利用者も増加の一途をたどる。このころにはネットの利用者数は5000万人前後だったと言われている。

このような状況も手伝って、当初は男性会員の方が多かった「出会い系サイト」だったけれど、女性会員の比率も増加していく。
ネットを通して気軽に異性と知り合うことが出来るという理由で「出会い系サイト」の利用者はこのときにものすごく増えることになる
このブームに乗じて、2000年からの数年で数千もの「出会い系サイト」が立ち上がったとされている。

そういった理由で、2000年代の始め頃は「第二次出会い系ブーム」とか「出会い系バブル」とか言われているのである。
この時に、「出会い系」利用者の男女比率もほぼ半々になったと言われている。代表的な「出会い系サイト」の具体的例としては、日本で最初の「出会い系サイト」とされる「エキサイト出会い」(※現在はexciteフレンズ)やスタービーチなどが挙げられる。

さて、そのようにして一気に広まった「出会い系サイト」だけれど、その敷居の低さ、手軽さゆえの弊害も数多出てきてしまう。
当初は真剣な出会いを求める人たちの交流の場であった。しかし、身元確認の義務がなく、素性を偽っての登録が許容される環境にあるため、援助交際・売春等の性犯罪、詐欺や恐喝果ては殺人といった凶悪犯罪の可能性まで内包する場になってしまった。
さらに、「架空請求」や「迷惑メール」などの悪質な手口を使用するサイト運営者も無数に登場することになる。

そのような事態を受けて、2003年には出会い系サイト規制法、あるいは出会い系サイト被害防止法(正式名称は「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」)が施行された。この法律についてはまた別の機会に取り上げることになるだろう。